読書アウトプット【鏡の法則】

 現実に起きる出来事は一つの結果であり、その原因は心の中にある。「私たちの人生の現実は、私たちの心を映し出す鏡である。」本書ではその言葉を軸に話を進めている。例えば、心の中で不満ばかり抱いていると、その心を映し出すように、ますます不満を言いたくなるような人生になってくる。
逆に、心の中で感謝することが多いと、その心を映し出すように、さらに感謝したくなるような出来事が起きてきて、感謝にあふれた人生になってくるなど、周りに起こっている現実は自分の心の延長線上にあることだと筆者は述べている。

 振り返ってみると、高校時代に「友達ができない」という悩みがあった。当時はなんでできないのかととても疑問だった。しかし、なぜなのか今考えてみると、自分が他人を見下していたことに気づいた。つまり、利害関係で友達を作ろうとしていたのだ。そもそも、友達が「できない」のではなく、「 作ろうとしていなかった」のである。このように、すごく悩んでどうしようもなかったことが実は自分に原因があったことは実体験から学んだ。

 人間関係に関しては、今でもプライドは高いので「何事も絶対に負けたくないという思いはある」でも、高校の時から成長したなと思うのは、「周りの人をリスペクトしよう」という感情が持てるようになったことである。そう思えたのはある人のおかげなのだが、それはまた機会があったら話しようと思う。話を戻すと、現在ではどんなに自分が嫌いだなと思う人がいても他の人の誰かにとってはその人はいい人である。だから、そのいい部分を見つけようということを常に念頭に置いている。

 実際、そう考えるようになってから人間関係の悩みは無くなったし、毎日が充実している。なので、これからも「周りの人に学ばせてもらう姿勢」というのを忘れないようにしていきたい。