読書アウトプット【裸でも生きる】

 この本はマザーハウスを創業した山口恵理子氏の人生について莫大な熱量を感じた。正直読んでいるだけで息苦しさを覚えるぐらいの熱量だった。
でも、小学校時代の壮絶ないじめに先立ち学生時代の柔道の経験など、そのくらいの熱量がないと越えられないような壁がこの本の中には書かれていた。

 僕は行動と理論どちらを優先かと言われたらまず理論が先立ってしまう。今までそうやって生きてきてあまり間違えはなかったと感じる。でも、この本を読んでみて、自分が本当にやりたいとき時には理論を無視して行動してみるのも大切だと感じた。

 それは、周りから馬鹿にされる行動かもしれない。でも、馬鹿にされるからこそ前例がないものであり新しい市場を切り開く可能性が埋まっているように感じる。

 この本を読んで、考える前に行動する、それができる人はすごいと一貫して感じた。

 でも、著者の本当にすごいと思うところはもう一個あって、行動しながら考え続けているところだ。たとえ勢いでものごとを始めて理論が追いついていなくても、自身の馬力で理論を確立してしまうところに感動した。ほとんどの人は先例を参考にして行動する。なぜなら、その逆に比べて失敗するリスクが圧倒的に低いからだ。

 僕自身の性格で言うと、先ほども述べたように行動よりも理論が成り立ってしまう方だ。もちろん、行動することは大好きだが絶対無理だろと判断した環境へ飛び込むのはかなり躊躇してしまう。でも、この本を読んでみるとその壁を感じさせないくらいの行動力を感じた。「損失回避」という言葉でその心理は形容されるけどそれが当たり前やし、一番合理的やと思う。

でも、それが顕著に現れるのが学生時代やと周りを見てて思う。

 例えば自分のやりたいことをみつけろ。って言葉。言葉自体はいい言葉のように見える。けど、その言葉をやりたいことを見つけてから行動しないといけないって解釈する人が多いと感じる。そのせいで、まず行動してみるって感覚が薄れてるっていうか。やから、自分探しの旅に行くとか、やりたいことがないから頑張れないとか、まずはやりたいことを見つけてから行動しようとか言って目の前のことを疎かにしてしまう人が少なくないって周り見てて思う。

 でも、ほんまに思うのはやりたいことって目の前のことを全力で頑張ってからこそ見えるものやと思うし、いろんな本を読んでみてそれは確信してる。

 まあでも人それぞれ自分のペースがあると思うしそれを押し付けんのはまた違うとも思う。

あくまでも個人の意見やけど。

以上が感じたことであり、自分で実践していこうと思っただ。

 今後いろんな困難があると思うけど、それがほんまにやりたいことやったら身一つで乗り込むぐらいの勇気を持って立ち向かおうと思う。
今日もまた人生の知恵が増えた。